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フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法

書評

こんにちは、木村太一です。

今回の書評もビジネス本となります。

初版は2007年で、かなり前の書籍となりますが、まだまだ重版されているマーケティングの名著かと思います。

内容としては、フォーカスすることの大切さを、実際の企業の失敗例や実績を踏まえて紹介している書籍です。

例に上がるのは、誰しもが知っているようなグローバルな大企業ですが、中小企業こそこの戦略をとるべきですね。

そして、この本、そのフォーカスする!という一つの題材で、全377ページあり、かなりのボリュームがあります。

そして、全15章で構成されています。

Version 1.0.0

第1章 多くの企業がフォーカスできない理由

第2章 グローバル経済の時代に勝ち抜くために

 第3章 他の経営論とフォーカス論の違い

第4章 実行して成果を出した企業に続け!

第5章  トレンド最前線の小売業で起こっていること

第6章 二つのコーラの物語

第7章  重要なのは、「よい品質」より「よいイメージ」

第8章 言葉によるイメージ戦略

第9章 「万人ウケ」をねらうな

第10章 市場の変化に合わせてフォーカスする方法

第11章 「分割」で業界トップに躍り出る

第12章 「複数ステップ」という手法

第13章 IBMに見る実践上の注意点

第14章 「イノベーションの溝」を越えて急成長を!

第15章 まとめ―フォーカスを成功させる十五の秘訣

以上、章と中見出しを書くだけで大変です。

選択と集中が大事、とは頭でわかっていても、なかなか勇気が必要です。そんな方の背中を押してくれる本だと思います。

一番印象に残ったのは、”CEOは「現在の活動の中に」未来を見出さねばならない。最も未来に希望が持てる製品、サービス、アイデアをひとつだけ見出す。それが自社のフォーカスになる”という一文。

その後、”極めてシンプルだが、これがなかなか難しい”と続きますが、まさに難題です。

虫眼鏡は、広範囲に散らばる光を一点に集めることで、紙を燃やすほどの熱を生み出します。逆を言うと、焦点をあわせたときしか、火を起こすことができません。

同様に、限られた資源を拡散させるのではなく、特定の市場、特定の顧客層、特定の強みに絞り込み、限られた市場のトップを目指す戦略を考え、実施していこうと思います。

フォーカスが大事だとはなんとなくわかっているけど、なかなか実践できていないと言う方、是非読んでみてください。

フォーカス! 利益を出しつづける会社にする究極の方法

アル・ライズ (著), 川上純子 (翻訳) 

★★★★☆ 

https://amzn.to/3Dq6yVq

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