こんにちは、木村太一です。
先日「OUTLOOKの送信済みアイテムに送信したメールが残らない時の対処法」という記事を書かせていただきましたが、同じお客様より現象が解決できないとのご連絡をいただき、やっと解消できそうなので掲載させていただきます。
送信済みフォルダに保存されない
そもそもの問題は送信済みフォルダに送信したメールが保存されないということでした。
通常であれば[ファイル]>[オプション]の[メール]の項目より、「送信済みアイテムフォルダーにコピーを保存する」にチェックを入れて完了です。
直ちに送信するチェックも外れる
お客様にヒアリングを行ったところ、送信トレイにある状態でOutlookを閉じようとした際に未送信のアラートが出ると思いますが、それで送ると送信済みアイテムに残らないと教えていただきました。
再度オプションを確認し、なぜか以前設定した「送信済みアイテムフォルダーにコピーを保存する」のチェックも外れていたので、再度チェックをいれ、送信ボタンを押したらすぐに送信されるように、オプションの「接続したら直ちに送信する」の設定を変更しました。
送信チェックを行うと、正しく送信済みアイテムにメールが残っていたのでこちら完了とし、確認のためOutlookを再起動し送信チェックを行うと、送信トレイにメールが残ってしまいました。
直ちに送信するはずなので、オプション設定を見直すと、なんとチェックが外れてしまっておりました。
送信済みアイテムを保存する設定や接続したら直ちに送信するなどのオプション設定が保存されない
再度チェックを入れも、Outlookを立ち上げなおすとチェックが外れてしまって設定が保存できていません。
こうなるとWindowsのバージョンか、Outlook自体の問題が考えられるので下記の確認を行いました。
Outlookのビット数
64ビットオフィスだと不具合が出ることがよくあります。詳細は割愛しますが、大容量のデータを扱わないであろうほとんどの人は32ビット版を利用することをおすすめ致します。
ちなみに確認方法は下図参照してください。左上の[ファイル]をクリックすると下記画面になります。
とりあえず32bitだったので問題ないと判断。
Officeのクイック修復
Office関連で問題がある場合はこちらで治ることがよくあります。今回は駄目でした。
Office アプリケーションを修復する – Office サポート (microsoft.com)
上記2点を試しましたが、全く改善されず・・
もう一度オプション設定を見直して見ることにしました。
Outlookの設定をクラウドに保存するをOFF
怪しい設定はすぐに見つかりました。
Outlookの設定をクラウドに保存する。です。
Microsoft 365アカウントで使用しているすべてのWindows 版 Outlookで設定が自動的に共有されるようになる設定のようですが、Microsoft 365じゃ無いOutlookにも設定項目があり、これが悪さをしていると判断。
チェックを外し無効化してみると、設定がきちんと保存されるようになり、何度もOutlookを再起動しても、設定が外されてしまうことはなくなりました。
Outlookのオプション設定が保存されない時の対処法まとめ
Outlookのオプション設定の、Outlookの設定をクラウドに保存するのチェックを外す。
Microsoft 365アカウントで運用していない場合は上記をお試しください。Microsoft 365アカウントで運用中のOutlookでは試していないので、まだまだ検証が必要です。