こんにちは、木村太一です。
お客様環境にて既存のBuffaloの AirStation Proという無線アンテナの調子が悪くなってきたので、YAMAHAのWLX212に入替えを行いました。
若干社内向けとなりますが所感をまとめておこうと思います。
導入設置前の準備
言わずもがな、準備8割と言われるように、準備が大事です。以下十分に検討しておきましょう。
設定に絶対必要な道具
- パソコン
- PoE給電機器または電源アダプター
- LANケーブル(初期で無線LANがOFFになっているので、無線環境だけでは設定できません)
設置場所
壁面なのか、天井裏なのか、棚の上か、机の上か何処に置くのかを検討します。本機器ではアンテナの指向性を設定できる面白い機能があります。置き場所を検討しましょう。
壁面などに取り付ける場合、取り付け金具(マウントパネル)が同梱されていますが、ネジはついていないので別途ネジを用意する必要があります。
机や棚に置く場合はスタンド(棒)がついているので、それを利用しましょう。
電源確保も大事です。
電源アダプターはオプションで、PoEによる給電を想定している機器です。PoE(IEEE 802.3af準拠)で最大消費電力は9.6wなので、アンテナ2台程度であれば廉価なPoEハブで問題ないでしょう。
【参考】TP-LINK PoEハブ https://amzn.to/3T0PO9R
事前設定
設定にそれなりに時間がかかります。お客様の無線ダウンタイムを減らすためにも、できる限り事前に設定したほうが良いでしょう。設定については以下留意しましょう。
IPアドレスについて
本体のIPアドレスを固定するのかDHCPにするのか検討する必要があります。また、仮想コントローラーという機能を搭載しており、本体IPとは別のIPアドレスとなります。そちらのIPアドレスも検討しましょう。
SSIDとパスワードについて
SSIDも複数作成可能で、パスワードも任意設定となります。SSIDの希望も確認しましょう。基本的には社名で良いと思いますが・・。本社であればdotone_headofficeとか。
設置設定と案内
事前設定が終わっていればあとは設置するだけです。2台目以降はクラスター機能で簡単に設定できるようですが、今回は1台なので確認することはできませんでした。
重要なのは使える環境の提供
どんなに完璧に本体設定が完了しても、ユーザーが快適に利用できなければ意味がありません。
きちんと案内を行いましょう。弊社では以下のような用紙を配布させて頂いております。
困ったらご相談ください
遅い、繋がらない、切れる、などなどWifi関連でお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。