こんにちは、木村太一です。
Outlookからipadなどへメールすると、winmail.datというファイルが添付されてしまったり、PDFを添付したはずが、winmail.datになってしまったり、本文が空でwinmail.datという添付ファイルに格納されてしまうことがあります。
困ってしまうかと思いますので、対処法をまとめておきます。
winmail.datとは
winmail.datとはMicrosoftのOutlookで、Microsoft独自の書式形式であるリッチテキスト形式(TNEF形式)でメールを作成した場合に添付されるファイルです。
winmail.datファイルには、メール本文のフォントや太字などの装飾といった書式情報が含まれています。
リッチテキスト形式(TNEF形式)は独自の書式の為、Outlook以外のメールソフトでは読み込めないので、その書式の情報がwinmail.datといった添付ファイルに変換されて送信されます。
winmail.datが添付される原因
Outlookでメールを作成したときに添付ファイルがwinmail.datに変換されてしまったり、本文がwinmail.datに格納されて送られる原因は以下のパターンとなります。(他にもあるかもしれません)
- 送信者がoutlookでリッチテキスト形式で送った場合
- 宛先のアドレスのプロパティで [インターネット メール形式] が [Outlook リッチ テキスト形式で送信] になっている場合
- 添付したファイル名に日本語やスペースが使われている場合
- 拡張子がついてないファイルを添付した場合
Outlookの設定や、送信者側が上記のことを注意することで防ぐことは可能です。
winmail.datの受信者側でできること
100%これで大丈夫ということはありませんが、受信した側で試せることもあります。
winmail.datの拡張子を変更する
「PDFをおくってるんだけど!?」とか、正しい拡張子が分かる場合、拡張子を変更してみると解決できる場合があります。
winmail.datの「.dat」を「.pdf」に変更します。
よくある拡張子は、「.docx」はワード、「.xlsx」はエクセル、「.pptx」はパワーポイント、「.jpeg」はJPEG、「.zip」はZIPあたりでしょうか。
Gmailに転送
該当するファイルが添付されたメールをGmailやYahoo! mailに転送します。
転送後のメールに添付されたファイルをデスクトップにダウンロードすると「winmail.dat」をオリジナルの形式に変換してくれる場合があります。
アプリを使う(未検証)
winmail.dat問題が発生するケースは、Appleのiphoneやipadで閲覧したい場合が多いのではないでしょうか?そんなときはアプリがあります。↓
検証してませんが、レビューを見る感じ、問題なさそうです。
どうしても直したい場合はレジストリを変更する
2025年1月22日追記です。
Outlookには、謎仕様があるようで、「リッチテキスト」以外でもwinmail.batが送付されてしまうことがあるようです。
少し古い情報ですがOutlook 2010の説明としてマイクロソフト社のページにレジストリでの対応方法が載っていました。
「Outlook 2007 および 2010 でメールを送信すると、受信者側に Winmail.dat というファイルが添付される」より
「14.0」という部分はバージョンによってちがうので、Outlook 2016以降では「16.0」へ、もしくは数字の大きいもの(最新のもの)に置き換えてください。
メールの後の電話が効果的
winmail.datの解決方法の話とはそれますが、そもそも電子メールは100%の到達率を保証しているわけではありません。
加えて、迷惑メールファルダに振り分けられてしまったり、確認漏れもよくあることです。
大事なメールは電話で到達確認するようにするようにしましょう。送ったことよりも伝わったことが大事です。
では、快適なPCライフを。
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