こんにちは、木村太一です。
使わなくなったNASやPCのディスクを初期化して再利用したいのに、Windowsのディスクの管理では消せない領域がある場合があります。
そんな時には「ディスクの管理」のコマンド版のようなツール「diskport」を使ってハードディスクをキレイにしましょう。
ハードディスク初期化下準備
まずは、ハードディスクをパソコンにつなげないといけません。ケーブルのみのものか、ケース付きのものどちらでもかまいません。
ちなみに僕は下記の商品を使ってます。
サンワサプライ HDDコピー機能付きSATA – USB3.0変換ケーブル 1.0m USB-CVIDE4
パソコンとハードディスクをつないで、ディスクが認識されれば準備完了です。
DiskPartを起動する
Windowsロゴ + Rキーを押し、「ファイル名を指定して実行」に「diskpart」と入力し、「OK」をクリックします。
又は、Windows10のタスクバーの「ここに入力して検索」という検索ボックスにdiskpartと入力し、diskpartを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
コマンドラインを実行して消せないパーテーションを削除する
接続されているハードディスクを表示する
diskpartの画面が開いたら、「list disk」と入力してEnterを押します。コピペ可能です。
これでPCに接続されているハードディスクやSSDなどのストレージが確認できます。
消したいディスクを選ぶ
次に消したいディスクを選択します。例えばディスク3を消す場合は「select disk 3 」と入力しEnterを押します。
ディスク3が選択されました。と表示されます。
パーテーションを表示する
選択したディスクのパーテーションの状況を確認します。パーテーションの一覧は「list partition」と入力してEnterです。
「回復」の部分などが「ディスクの管理」では消せない部分なので、これらを消していきます。
消したいパーテーションを選ぶ
例えば4番の「回復」のパーテーションの選択は「select partition 4」と入力してEnterを押します。
パーティション4が選択されます。
パーテーションを消す
希望のパーテーションが選択されたので、最後にパーテーションを消すコマンド「delete partition override」を入力します。
「Diskpart選択されたパーティションを正常に削除しました」と表示されたら完了です。
後は他の領域も同様に、選んで、削除を繰り返します。
念のため
ディスクの操作は非常に重要な操作となります。「select disk」や「select partition」を行ったら、「list disk」「list partition」を行い「*」印の位置を確認しましょう。「*」がついているディスク・パーテーションが選択されていることが確認できます。
ディスクの管理で確認
作業が完了したらディスクの管理で確認してみましょう。
ディスクの初期化などはこちらのサイトがわかりやすいと思います。
ソフマップドットコム「Windows 7 / 8 / 8.1 / 10 でのフォーマット手順」
あとがき
この記事を書くきっかけはNASについていたディスクを初期化しようとして「ディスクの管理」から行おうとしたら、ボリュームを削除してもパーテーションが消えず、操作しようとしても「この操作は、オブジェクトによってサポートされません。」と表示されたのがきっかけでした。
なにかしらお役に立てれば幸いです。