こんにちは、木村太一です。
Windows10とWindows11に初めからインストールされている、メールアプリケーションである「メール」の後継として。そして旧来のOutlookと統合する方向で、「Outlook(NEW)」がリリースされていたようです。(最近Macを使っているので、ついていけてなくてすみません・・。しかもGoogle Workspaceなので、Outlookはお客様先でしか触ってません・・。)
このOutlook(NEW)で、メール送信できないとお客様よりご連絡いただきましたので、調査させていただきました。
エラーの状況
差出人:Microsoft Outlook となっており、本文に「メッセージを配信できませんでした。」となりました。
Technical details
InvalidRecipientsException: メッセージに対して指定された受信者が無効です: ‘6a80’ (554 5.7.1 : Client host rejected: Access denied
)。 –> 予期しない SMTP サーバーからの応答です。予期された応答: 250、実際の応答: 554、完全な応答: 554 5.7.1 : Client host rejected: Access denied
エラー コード: 7a69
SMTPサーバーからの応答とのことなので、エックスサーバーのマニュアルを参照してみることにしました。
SMTP認証の国外アクセス制限
xserverには、メールアドレスが第三者から不正に利用されないよう、日本国外からのSMTP接続を制限する機能がついています。セキュリティを強化が目的で、初期設定では「ON(有効)」になっています。
海外からのメール利用を想定されない場合、海外SMTP認証制限を「国内のみ」とすることで、不正利用の防止に役立ちますが、今回はこちらが原因となっているようです。
マニュアルには、「国内IPアドレスからのアクセスであっても、システム上で国外IPアドレスからのアクセスとして誤認され、メール送信が制限されてしまう場合があります。その際も、制限を解除してください。」とあるので、そのあたりも関係しているのかもしれません。
SMTP認証の国外アクセス制限をOFF(無効)にする
セキュリティは弱くなってしまいますが、メールが送れないことには仕方ないので、アクセス制限をOFFにしましょう。
やり方はマニュアルの通りですが、一部抜粋して転記させていただきます。
サーバーパネルへログインし、「SMTP認証の国外アクセス制限設定」メニューをクリック。
「ONにする(推奨)」、もしくは「OFFにする」にチェックを入れ、「設定する」ボタンをクリックします
エックスサーバーのマニュアルはこちらです。
Outlook(NEW)は、まだおすすめできない
新しいOutlookは、従来よりもシンプルな画面となり、操作性も微妙に異なります。2024年8月現在、旧UIへの切り替えが可能ですが、サポート終了後はおそらく新しいUIに統合されることが予想されます。
早めから慣れておいた方がよいとも考えられますが、まだ不具合が多いようなので、もうしばらく旧来のOutlookをご利用いただいた方がよいでしょう。
それでは、快適なPCライフを。
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