こんにちは、木村太一です。
顧客よりいただいたご質問に応えていくコーナーです。
- Zoomで動画共有するとカクカク再生されてしまう
- PowerPoint内の動画がカクカクする。
- PowerPointのアニメーションがスムーズに動かない
- 動画の音が聞こえないといわれたりする
今回は、採用活動の一貫で会社の説明用のPowerPointの資料内に動画を挿入しているのですが、こちらが「カクカク」再生されてしまうとのこと。
データをいただいて、社内でも検証し対処法が見つかったので共有いたします。
対処法:「ビデオ共有に向けて最適化する」のチェックを入れる
結論、これだけです。手順は以下のとおりです。
1.Zoomミーティングで画面を共有するアイコンを押す

2.アプリを選択する際の、オプションを設定する
オプションにある「ビデオ共有に向けて最適化する」にチェックを入れます。

これによってテスト環境下では、カクカクが解消されました。
注意)下の画像のように画面共有の設定が「複数の参加者が同時に共有可能」になっていると「ビデオ共有にむけて最適化する」がグレーアウトしてチェックできませんので、「同時に1名の参加者が共有可能」にする必要があります。

なぜ、Zoomで動画共有するとカクカクするのか
デフォルトの設定では、zoomで画面共有をする場合、資料などの文字がしっかり読めるよう、画質(解像度)を優先して、フレームレートを犠牲にするモードになっています。
Wi-Fiが弱かったりやモバイル回線など、回線が細い場合、画質を維持するための最適化が行われ、結果として画質を優先してしまうことで、フレームレートが落ちてしまうのです。
フレームレートとは、1秒間に何枚のフレームで映像を構成するかという、パラパラ漫画のようなイメージで、高いほど滑らか、低いほどカクカクの映像になります。きれいな画像を紙芝居のように表示することになります。
PowerPointのスライドは、ほとんどが止まっている画像のため、フレームレートよりも画質(解像度)が優先されています。
その状態で、動画を画面共有した場合、画質はいいけどカクカクしてしまうという状況になります。
ビデオ共有に向けて最適化する、とは?
公式のサポートでは「この設定は一般にビデオの共有に推奨され、解像度を 1080/720 に制限し、ダウンスケールしてフレームレートを向上させます。 」とあります。
要は画質を犠牲にしてスムーズに再生されるようにする。ということですね。
テスト環境とその結果
お客様よりいただいたデータにてテストしてみました。弊社Wi-Fi環境下では、画質を落とさずともキレイに表示されてしまっていました。
そこで、スタッフの楽◯モバイルのテザリングで試したところ、カクカクするようになりました。
続いて、上記の「ビデオ共有に向けて最適化する」のオプションにチェックを入れてテストしたことろ、画質は落ちましたが、スムーズに再生サれるようになりました。
Zoomの双方がネットが高速な環境で、パソコンもそれなりのスペックであれば不要の設定かもしれません。
しかし、相手がどのような環境であるかはわからないので、動画を再生したり、アニメーションが多いスライドを共有する場合はこの「ビデオ共有に向けて最適化する」のオプションにチェックを入れておいたほうが良いですね。
それでは、快適なPCライフを。
参考ページ

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